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ルビィがいちばん
今日は思い切って、自分の気持ちの整理も兼ねて更新します。 文章も下手だしかなり長いですが、どうか最後までおつきあいください。 結論から書きます。 ルビィは帰らぬワンコとなりました。 管理人とミスター'D'が春休みの旅行に旅立った翌日の3月31日に、 ルビィは交通事故で亡くなってしまいました。 4歳と約ひと月。まるで突風が吹いてさくらの花びらが一瞬で舞い散ってしまうかのように、その短い生涯を閉じてしまったルビィ。 いちばん安心して預けられる場所である実家で、家人が知る由もない裏庭の壁の小さな抜け穴を見つけ出し、ルビィは外へ出てしまったのです。 その穴の場所には、測量のためのクイがありました。隣の建物工事の時にでもあけたのか、それがきちんと閉じられていなかったのです。 事故に遭う前日は雨が降っていたそうですが、夜中に2時間以上も裏庭でゴソゴソやり体じゅうドロだらけになっていたというのです。その尋常でない行動から察するに、ルビィは自分の家である洗足池に帰るつもりだったのに違いありません。そこへ行けば、きっと私たちに会えると信じて…。 ルビィはどちらかというと、神経質で人見知りするワンコ。目の前に管理人がいるのに、他の人に抱っこされてると緊張して足を突っ張らせたり、ジタバタしてもがいたりはいつものこと。テニスのお供に連れて行った時は、管理人のプレイ中は自分もなんとかコートに入ろうと、フェンスに噛みついてこじあげようとする有様でした。その全く諦めない態度は本当に呆れるほど。 また、ルビィはよく行く実家や会社のまわりの道のりなどはなんとなく覚えていて、その場所に近づくにつれ毎回大興奮するような子でした。 たとえば、そこに知っている人がいる場合はうれし鳴き、'D'の塾や剣道の稽古場がある学校に近づくと、'D'との別れを惜しんで哀しい鳴き方をするといった具合に。 女の人には比較的なつきますが、男性を怖がります。別にいじめられたわけでもないのに、抱き上げようとすると慌てて逃げてしまうのです。 事故の当日、女性に一度は保護されましたが、その後交番に届けられて、一瞬のスキに再び脱走。もうこの時点でパニックになっていたのでしょう。ルビィは洗足池の家に向かうことしか考えていなかったのだと思います。 管理人とミスター'D'が何も知らずに旅先から直接実家に戻ってみると、期待していたルビィの喜びでかすれたあの出迎えの声はありませんでした。 もはやルビィの姿はどこにもなかったのです。 ルビィはすでに火葬にされ遺骨に姿を変えていました。火葬前の最期のルビィの写真も3枚ありました。父の配慮でした。とても手厚く扱ってもらったようで、事故にあったとは思えないほど綺麗な顔をしてました。本当にただ眠っているような写真です。ここでは公開しません。不幸を晒すようで嫌だし、私だけのものにしたいから。 火葬という措置には、正直戸惑いました。なぜなら、家族と共に過ごした代々のワンコたちは皆そのまま実家の裏庭のビワの木の下で眠っているからです。立派なお墓なんていらない。ただ、そこで皆と一緒に埋葬してあげたい。 それでも、ルビィは今回たくさんの善意ある人たちにお世話になりました。本当に悲しい結果となってしまいましたが、この場を借りて厚く御礼申し上げます。この困ったちゃんのルビィのために、いろいろご足労いただき本当にありがとうございました。 ルビィの死を知らされた日は、夜遅くまで家族と話して何度も何度も繰り返し泣きました。その日は実家に泊まることになり、結局一睡も出来ずにルビィが最後に使っていたキャリーバッグを抱きながら横になって泣いていました。すると横からも、ミスター'D'のすすり泣く声が聞こえてきました。 翌日、早朝に洗足池の自宅に戻り部屋に入ったとたん、ミスター'D'が再び号泣。そして二人でまたひとしきり泣きました。泣くことでルビィの供養になる、そう思いました。 ちょっと、思い出に浸らせてもらってもいいですよね。 4歳といえば、もうすっかり大人かと思いきや、ルビィは容姿も中味も幼かったと思います。 はいてる靴下やスリッパだけでなく、雑巾がけをしてれば、素早く近づき隙を狙ってはサッと咥え猛ダッシュで持ち去ってブンブン振り回したり、お友達の困ったチャン(困った顔したクマのぬいぐるみ)と遊ぶのはお手の物。お散歩がまだだとクーンクーンと鳴いてはストーカー。もらったおやつのグリニーズをわざと人の目の前に落として、ふざけて追いかけっこをしたりと、ホントにまるでベビーちゃんさながらのお転婆ぶりでした。 お利口な面では、ウンチをしたら管理人に知らせにきます。おしりを毎回拭いているので、ちゃんとおしりも突き出します。 散歩から戻って「足キレイにしてからね」と言うと、「ヨシ」と言うまではじっと我慢で玄関に上がってきませんでした。 洗足池公園では、ノーリードでお散歩出来ました。管理人の前をいつもサッサと歩いていくのですが、決して暴走することなく、必ず私が後からちゃんと付いてきているのを振り返り確認する子でした。 なんだか良いことばかり書いてますが、最後ぐらいはいいですよね。 まだまだ、忘れられないしぐさはたくさんあります。 おやつをあげる時に「これ、欲しいの?」と聞くと、ルビィは「ワン」という返事の代わりに、「クシュン」とくしゃみをするのです。その姿が可愛くて、ついつい何度もきいてしまったり。そして、親バカながら「ルビィって本当に可愛いね。ルビィがいちばん」と言ってなでてあげます。この管理人の口癖がもう言えない思うと、また泣けてきます。 管理人は愛犬の死と向き合うのは、今回が初めてではありませんが、決して慣れることはありません。でも、ミスター'D'にはこたえました。 日頃は、「ルビィなんか全然可愛くない」と天邪鬼的な言葉ばかり言ってたのに、「ルビィはちょっとしか生きられなかった」とよよと泣くのです。 だから言ってあげました。「長さなんか関係ない。精一杯可愛がっていつも一緒でいろんなところに行ったし、たくさん思い出を作ったじゃない。ルビィは幸せだったよ」と。 最初のうちは思いっきり泣いたので、すぐ立ち直れそうな感じでしたが、2、3日経ってからの方がしんどくなってきました。旅立つ前にああすればよかった、こうすればよかったと、いろいろ後悔の念がわいてきたり・・・。 居間をぐるっと見渡すとルビィ用のマットやクッションなどが大小含めて4つも置いてあります。こういうものもサッサと片付けた方がいいのでしょうが、今はどうすることも出来ません。 このように、まだまだ思い出しては涙を拭う日々です。でも、きっと時が少しずつ悲しみを和らげていってくれるのでしょう。 でも、最後にもう一度だけ・・・ 「ルビィ、おまえは本当に可愛かったね。やっぱりルビィがいちばん!」 携帯のムービー機能の試し撮りした時のものがたまたま残っていました。 画像も粗いし、編集方法もわからないので、とても短いのに2本になっていますが、よろしければ見てくださいね。 =追伸= このブログはもともとルビィを迎えることがきっかけで始めました。 カテゴリーにあるように、主だったブログネタは愛するルビィとミスター'D'。 それにほとんど話題に関係なくても、ルビィの写真を無理矢理入れたりしてました。それだけ溺愛していたんですね。 友人にも「ルビィちゃんといつも一緒ね。どこにでも連れてくの?」と聞かれたことがあります。そう、可能な限りどこへでも一緒でした。だから、今はどこへ行っても辛いけど。 この先このブログをこのまま続けていくかどうか少々迷っています。 ミスター'D'はなかなか難しいお年頃だし、ネタ切れですね。 ただ日々のことを綴っていくことで、管理人にとっては貴重な思い出の記録となっていました。振り返ることで懐かしんだり、考えたり、反省したりと、それが生活をいくぶん豊かにしてきたと思います。この先も、嬉しいこと哀しいことがいっぱいやってくるでしょう。人生って本当に山あり谷あり。 くじけそうな時もありますが、その都度ルビィが元気をくれていたんです。 今は心にポッカリ穴が空いてしまっている状態なので、またしばらくお休みしてしまうかもしれません・・・。でも、必ず復活してみせます。
by piaje03
| 2008-04-08 23:46
| DOG
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